Works施工事例

「洋館」をテーマにしたレトロな雰囲気あふれる住宅

※現在はオーナーさまのお住まいになっています

とかち工房は、目先の流行を追わず、自然素材や伝統的な建築デザインなどの魅力を大切にする2000年創業の住宅会社です。おかげさまで、デザイン性の高さと住み心地の良さで歴代オーナーからのご紹介のお客さまが7割を占めています。

とかち工房の住宅は、デザイン、こだわり、住み心地を重視する家づくりですので、実際に見学していただくことで初めてその魅力を実感していただけるということから、とかち工房は2020年8月、十数年ぶりにモデルハウスを音更町で公開、改めてとかち工房の家づくりを実際に見ていただける場を設けました。

テーマは「洋館」でデザイン、住み心地、細部のこだわりなど提案が盛りだくさんのモデルハウスです。

玄関ドアはフォレストグリーンがアクセントカラーになっています。

玄関の前は、組込式のカーポート。雪や雨の日でも濡れずに車から降りて家に入れます。

玄関ホールは壁一面に、造作の木製扉があり、ナチュラルな雰囲気を醸し出しています。靴だけでなくアウトドアグッズなども収納できます。

イメージ通りに仕上がったリビング

社長の後藤がスケッチした手書きのイメージが左で実際のリビングは右です。開放感いっぱいの吹き抜けに、階段の手すり、天井の装飾など随所にこのモデルハウスのテーマ「洋館」を感じさせます。ちなみに床材はアカシア。独特の色合いで最近人気が高まっています。

もちろんこれらの施工には手間もかかります。大正時代に函館や小樽などで数多く建設された洋館は、当時の宮大工がその施工力をいかんなく発揮して、手間を掛けて実現しています。当社にも腕の良いベテランの大工が5名いて、彼らの力を存分に発揮してもらいました。

なおとかち工房にはここ数年、若手の大工も続々と入社しています。先輩大工たちの熟練の技を若手大工に伝える取組みも進めています。

北米の魅力を取り入れたキッチン。ホームパーティを開くようなライフスタイルを提案しています。

広いキッチンボードは面材に60cm角の大きなタイルを採用。目地は1cmと小さいのでお手入れも楽。料理やお菓子づくりなどに活躍しそうです。

収納力も十分です。美しいデザイン収納も大工の手による造作です。

一階のユーティリティはパウダールームとしても使えます。歯磨きもお化粧も座ったまま。これは後藤が95歳になるお父様との生活で閃いたアイデアです。

1.5坪とかなり広めのバスルーム。「日常を充実させたい」という願いがこもっています。

2階ホールからの眺め。

2階ホールでお子さんが勉強したり、お父さんがデスクワークもできますね。

2階のユーティリティは、トイレと洗面室が一体になった広々空間。スウェーデンから直輸入したペールカラーの洗面化粧台もアクセントになっています。

子ども部屋は成長に合わせ、間仕切りで分割することも可能。ドアもスイッチも照明も全部2つ付けています。

2階のフロアより、60㎝床が高くなっている和室。

モダンなデザインも取り入れた和室は、色づかいなど大正ロマンの香りもします。ちなみにとかち工房は、本格的な和室、茶室の施工経験も豊富です。

イギリス風にまとめた主寝室。天井はアーチ型で照明はサイドからの間接照明です。LEDの強い光を和らげる意図もあります。
床材はウォールナットを採用しています。

夢、愛着のある家のヒントに

後藤 「とかち工房は、これまでも職人の技術、誇りを大切に家づくりをしてきました。既製品、量産品にはない個性、自然素材の魅力を住まいづくりに活かしたいと思っています」。

今回のモデルハウスは、床材選びなどのヒントにもなるように広葉樹系のオークから針葉樹系のパインまで幅広く採用しています。また、部屋の仕上げも北欧風から北米風、イギリス風など多彩。とかち工房のデザイン力、技術力をご確認いただきたいからです。

後藤 「北欧では休日にDIYを楽しむなど家に対して多くの時間を使っている人が多いと言います。日本人も、もっと住まいに夢や愛着を持ち、家での時間を満喫できるように、とかち工房も頑張りたいと思っています」。