本物の家づくり(住宅品質・素材・性能・デザイン・動線)

とかち工房は、本物の材料を使った家づくりにこだわっています。その訳を施工写真やお客さまの声とともにご紹介いたします。

ずっと愛され続ける価値ある住宅を

欧米の住宅は、丈夫でメンテナンスしやすい構造になっているため、住宅の外観はそのままに、間取りや内装を時代に合わせて変えることが当たり前のように行われています。流行に左右されない外観は、ランドスケープや街並みとの調和も可能にしています。

…日本の住宅は、「早く、安く」建てることが重要になりがちです。そのため、手づくりは時間がかかりすぎると敬遠され、木質調やタイル調など、素材の風合いを模した安価で施工しやすい『新建材』などがよく使われています。こうしたものは年月が経つと劣化し、耐久性も今ひとつです。

一方で、本物の材料を使うと、苔むしたレンガ、陽に焼けて赤っぽくなった無垢フローリングなど、年月の経過が味わいとなり、風格や魅力が増します。キズや汚れが気になる時は、表面を薄く削ることで新品同様に生まれ変わります。本物の材料には、家の歴史が刻まれていくのです。

また、本物の材料は熟練した職人でなければ使いこなせません。とかち工房では、ベテラン大工を頂点に、専属の大工がお客さまの大切な家を丁寧に造っています。空間に調和した造り付けの家具も大工の手づくりです。

時間をかけ丁寧に進める家づくり

とかち工房では、家づくりにじっくりと時間をかけます。お客さまのご要望を取りこぼしなくプランに反映し、丁寧な仕事によって正確で美しい仕上がりを目指すためです。

また、家づくりで一番大切なことは、お客さまのライフスタイルに合ったプランをご提案することだと考えています。

「その家でどう暮らしたいか」

「子育てが終わったら夫婦二人でどう過ごすか」

「光の生かし方、眺望をどう確保するか」

など、「いま」だけではなく、家族構成の変化、周辺環境との調和など、さまざまなことを考えます。1度建てた家は50年、100年と愛着を持って使っていただきたいからです。

十勝の気候風土に適した高い住宅品質

住宅性能や光熱費の低減もおまかせください

当社では、高い耐震性を確保できる2×6工法を標準仕様としています。さらに、外側に断熱材をプラスする付加断熱工法を採用することで、省エネ基準レベルの住宅よりも暖房費がかなり下がります。

暖房の熱源には灯油、ガス、電気、薪ストーブ、それぞれメリットとデメリットがあります。光熱費の低減に何がお勧めなのか、太陽光発電の採用などの疑問にも的確にお答えします。

どの熱源を選んでも、基本性能を高め、暖房エネルギーが少なくて済むような住宅にすることが重要です。「十勝晴れ」が特徴の十勝では、冬の日射しを有効活用するために窓を大きくするなど、地域に合ったプランもご提案いたします。

また、高性能と本物の質感を両立させることにこだわり、独自の建材調達ルートでヨーロッパやアメリカから良質で高性能な建材を輸入し、高気密の木製サッシや木製玄関ドアを採用しています。

心地よい家ができる理由

対談 プロが認める本物の家づくり

横浜から十勝に移住を決意し、帯広市郊外の田園地帯に、とかち工房の設計・施工でマイホームを建築した阿部さまは、長く工務店を経営し、ご自身も多くの住宅建築に携わってきた方です。今回は当社社長の後藤との対談形式で、阿部さまがとかち工房の家づくりについて語ってくださいました。

阿部さま はじめは自分で建てるつもりでしたが、後藤社長に出会い、「この人に任せたい」と思いました。「坪単価いくら」という話はしたくないと後藤さんは言ったんです。必要な予算を削ると失敗が多いし、坪単価という発想は本物ではない。自分も同じ思いで家をつくってきたので、共感でき、最後の決め手は家づくりに対する想い、「ハート」でした。

実際に暮らしてみると、この厳しい自然の中で快適に過ごせるのは、とかち工房さんにお願いしたからだと実感しています。例えば、結露の問題もそう。向こうにいた時は、冬期の外気温はマイナス2度くらいでしたが、家の中は結露でびっしょりでした。この家は断熱気密がしっかりしており、薪ストーブだけでも室温が28度まで上昇します。外気はマイナス30度近くまで下がるため、内外の温度差は最大で60度。ものすごい結露を起こすのではと思っていましたが、まったく無いことに驚いています。

その理由は窓などの建材が高性能だから。家の中を見回してみても、日本のメーカーのものは便器とシャワーくらい。その他のほとんどは、とかち工房さんが品質にこだわり独自のルートで仕入れたものばかりです。そのあたりも流石だと思いますね。

経験上、特殊な形状の役物や、入隅、出隅、屋根の処理、板金の巻きなど、仕上がりを見る目も厳しくなりますが、全てが美しく納まっていました。建物には見せ場があって、そこを決めておけばOKという感覚がある中で、本当にすべて一律に決まっている。天井の廻り縁も何回切ったかと思うくらいキレイに廻してします。板張りの外壁もそうで、外壁と破風の接点も細かいピースを入れていたり。

基礎の深さも十勝仕様。自分は45~60cmくらいのベタ基礎でやっていましたが、とかち工房さんは地中1mを含めて140cmほどもある。向こうのハウスメーカーが、帯広に進出したが基礎の問題で建物が傾いたと聞いたことがあり、冬は凍土になるから深いんだと分かりました。こういうことからも、性能の違いを感じます。

家づくりには「考える時間」が必要

後藤 ありがとうございます。基本の工期は長めに設定しています。「考える時間」がほしいからです。例えばクロス選びなどお客さまが「考える」時間は、クロス下地となる石膏ボードが貼られ、住空間の形が見えてきた段階で設けます。

予め内装から壁紙まで、全てを決めてしまうようなつくり方はしたくないんです。かつて勤めていたハウスメーカーは、車の販売に近いようなマニュアル化した家づくりをしていました。設計をすべて任されていた満足感の一方で、その家づくりに疑問を感じていた私は、いくつかの勉強会に参加するようになって、健康、暮らし、ソフト面での充実が建物には不可欠であると学び、自分の現状の仕事とのギャップを感じたんです。それで、「見せ場」「大切なポイント」などを打ち出した家づくりを目指し、独立することにしました。

欧米では、家は150年使い続けることができる財産です。一方、日本では22年で減価償却されてしまう。ベルギーのブルージュという、ギルドハウス※がある古都を訪れ、そこからアントワープに向かう途中の工事現場に立ち寄った時のこと。そこは1階が石積みで50坪ほどの三角屋根の家でした。現場にいた職人から日本の工期を聞かれ、3か月~半年だと伝えると、150年も使うものをそんな短期間でつくるのはおかしいと言われたことが強く印象に残っています。ここでは石積に1年、半年間放置して安定させた後に家を建築するので工期は2~2年半だと。私も出来る限り時間をかけて丁寧につくりたいと感じた出来事でした。

※ギルドとは中・近世に西欧都市の商工業者が相互扶助を目的に結成した同業者組合のことで、その寄合所の役割を果たした建物がギルドハウス。写真はベルギーの古都ブルージュからアントワープ周辺、石積みの建物が並ぶ街並み。

阿部さま 後藤さんは絵心があって、1/30くらいで色付きのパース画を描いてくれるのですが、それがとても良かったですね。つくり手のほうはモノクロでもイメージが出来ますが、お客さまは平面図だけではイメージしにくい。イメージのキャッチボールが上手くいくコツです。工期途中で大工さんたちにイメージが伝わることにも役立っていて、立ち止まって再考し、改めて仕事に取り組む、そんな姿勢を感じました。

窓の配置も外の風景を観ながら決め直していたのが印象的です。面図通りに開口するのではなく、もう一度目で見て確認して微調整するのです。そのお陰で、入居後も全く違和感が無く、まるで前から知っている家のような感覚でした。日の出や日没、光の入り方や、窓からの眺望などが全て心地よいからですね。

自分たちにフィットする、居るだけで楽しい家

後藤 お客さまの細かなニーズに応えるためには、建材知識をしっかりと備え、柔軟に対応できる体制が必要です。今後も世界各地の北国で使える建材知識をさらに増やしていきたい。コストがかかるので難しい場合もありますが、質が高く採り入れやすいスウェーデンの輸入建材などを多く活用しています。

洗面台などもカウンターとボウルは既製品ですが、化粧台や収納、鏡やニッチ棚などを造作してオリジナルに仕上げています。お客さまそれぞれの使い勝手に合わせたいからです。日本の場合、売れる商品は建築業者が設置しやすいものが多い。外壁のサイディングなどもそう。お客さまの立場を考えると、施工が大変でも、本当は塗壁のほうが長持ちするのですが…。様々な局面で消費者優先とは言いにくい家づくりが進んでいます。そして今、そうした風潮がさらに強まっていることを危惧しています。

「居るだけで楽しい」という感覚を本気で考えていくことが家づくりだと思うのです。間取りや配色が違うだけで、そこに住む人の人生が変わります。部屋ごと、空間ごとに変化があって、ある場所は落ち着いているなど、演出のある住空間に育った子どもが情緒豊かになるのではないかと。

阿部さま 後藤さんが言うように「家に帰ればリフレッシュできる」、「居るだけで楽しい」。家ってそういう場所だと思うんですよね。足裏の床の感触、手で触れた感触、そういうものが癒してくれるんです。出来たものを見た時に、「こうやったのかな、ああやったのかな」と想像する力が大切だと思う。とかち工房さんの家は、そうした想像力を育んでくれる家でもあります。

事故による後遺症に悩む娘のリハビリに適した環境を求めて、移住と新築を決め、それまで築いてきた会社や家などを整理して越してきましたが、とかち工房さんがつくってくれたこの家、この「パッケージ」の中で暮らすことで、全てが落ち着き良い方向に向かっていると感じています。

設計、施工、大工の意気込み。自分がこの仕事を知っているからこそ、仕上がりを見て苦労がよく分かります。「家をつくるってことはこういうことだ」という姿勢がよく伝わってきます。「ノウハウ」と「ハート」。家づくりに重要な要素の両方を持ち合わせているのが、とかち工房さんだと思います。

とかち工房の家づくりのプロセス

1.まずは、とかち工房にお問い合わせください

「詳しい資料がほしい」「予算はあまりないけど、注文住宅にしたい」など、きっかけは何でもかまいません。ホームページの「資料請求」お問い合わせフォームかお電話(0155-32-3155)で、ご相談を希望する日時をご予約ください。

2.音更町にある事務所にお越し下さい

お客さまの「どんな家を建てたいか」というご希望のほか、「土地の有無」「ご予算」といった、家づくりを進める上で必要なお話をうかがいます。お客さまのプライバシーにも深く関わる内容になりますので、いただいた情報は責任を持って保管いたします。土地探しも、帯広市、音更町、幕別町、芽室町など十勝一円で承ります。ご自宅や別の場所でのお打ち合わせも可能です。

3.お客さまのライフスタイルやご希望をお聞かせ下さい

ライフスタイルとは、お客さまの暮らし方、生き方です。具体的には、ご家族構成やお仕事

、趣味、休日の過ごし方、将来の計画や家族構成の変化の予測など多岐にわたります。「ご夫婦の要望がかみ合わない」というお悩みがある場合でも大丈夫。お二人のご要望を整理して、より良いご提案をいたします。

4.お引き渡し後もお付き合いが続きます

屋根や壁、窓の塗り替えや、定期点検など、住宅をお引き渡しした後も、お客さまとのお付き合いは続きます。DIYでできるメンテナンスは、お客さまができるよう情報提供をさせていただきます。もちろん、リフォームなどのご依頼も承ります。

多くの方にとって一生に一度の大きな買い物となるマイホーム建築の、初めの一歩から建てた後までを、経験豊富なスタッフが寄り添い、お手伝いいたします。まずはお気軽にご相談ください。