Blogブログ

農家さんへの配慮と工夫の詰まった「農家住宅」

とかち工房は、北海道・十勝エリアの音更町にあります。道内随一の農業地帯ということもあり、農家さんが使いやすい間取りや動線設計を採り入れた「農家住宅」を数多く手掛けてきました。

今回は、「農家住宅」の主なポイントをご紹介していきます。

ポイント①勝手口

玄関とは別に、作業着のまま出入りができる勝手口があるのが農家住宅の特徴の一つです。

こちらのお宅では帰宅後に作業着をすぐ洗えるよう、勝手口に洗濯機が設置されています。

洗濯機置場の向かいには収納棚を設置。農作業用の衣類やタオルなどを保管しておいて、作業前にはすぐに取り出せます。洗面台もあるので、帰宅後すぐに手洗いができます。

「靴をはいたまま使える設備」も農家さんにとって便利なものです。

広めに作った勝手口にSKシンクを備えることで、農作業でついた汚れなどをサッと洗うことができます(写真左)。勝手口のすぐ横にあるトイレは、靴を履いたまま使えます。床がタイル貼りで「掃除がしやすい」とご好評いただいています(写真右)。

こちらのお宅は、畑と家を行き来しやすいよう、家の南側に勝手口を設置しています。家全体と調和の取れたデザインにすることで、一見すると勝手口とは分からない外観になりました。

ポイント②水回り動線

農作業を終えて帰宅した後、水回りに向かいやすい動線設計もポイントです。

こちらのお宅は、奥のお風呂場の右隣りに勝手口があります。作業着を脱ぎ、そのままお風呂場に直行できるので、汚れや臭いを室内に持ち込みにくくなっています。洗面室の隣りにはファミリークローゼットを備えています。

洗面室と一体になった広い家事室。大容量の棚には着替えやタオル、日用品などがたくさん収納できます。朝早くから始まる農作業のため、家事がスムーズにできて忙しい奥さまのストレスも軽くなります。

ポイント③リビングとDKを仕切る間取り

農繁期になると特に忙しい日々が続く農家さんのため、ゆっくりとくつろげ、効率的に家事ができる間取りをご提案しています。

リビングとDKを部分的に仕切ることでリビングはすっきりとした空間に。仕事の疲れがしっかりと癒される、くつろぎスペースになりました(写真左)。また、忙しい朝にはキッチンで朝食を取れるよう、カウンターを広めにプラン。十分な作業スペースがあるので、例えばパン生地をこねたりといったさまざまな用途に活用できます(写真右)。

ポイント④書斎

農家住宅だけの仕様ではありませんが、書斎のご要望もいただきます。農家さんは、普段は外での作業が中心ですが、事務作業も大切な仕事。書斎があれば集中して効率的に作業ができます。

ご主人の書斎窓の外には広大な田園風景が広がり、景色を眺めながら作業ができます。仕事はもちろん、趣味を楽しんだり、ホッとひと息つく場所としても活用できます。

こちらは、正面に窓のある場所に造作デスクを配置した書斎です。デスク横の壁にはコンセントも備えています。窓からの採光で明るい空間です。

とかち工房では、経験豊富なスタッフが家づくりの細かいところまでサポートしながら、お客さまそれぞれのライフスタイルに寄り添ったマイホーム建築を行っています。また創業以来、十勝全域で数百棟の新築住宅を手掛けており、十勝の気候や風土を踏まえた高断熱・高気密住宅などを得意としています。

十勝エリアで新築をお考えの方、とかち工房の家づくりにご興味のある方はぜひお気軽にご連絡ください。